拗らせ声豚の雑記

声豚の文字通りの雑記。アニメやゲームの話もたぶんします。

そっくりさんのお話

いきなりめんどくさい声豚の暗いあれそれの話になる。

私が声優さんを好きになってやたらアニメやゲームのクレジットを気にするようになって、声優さんのラジオを聞くようになったのは中学生ぐらいの頃だったと思う。

声優という職業は小学生ぐらいの頃からなんとなく知ってた。山寺宏一さんの存在を知ったからだ。ミュウツーの逆襲が大好きで、父に買ってもらったビデオを兄と二人で何回も何回も見ていた。映画館に連れてってもらった時に買ってもらったパンフレットとかもボロボロになるまで読んでた。

そのパンフレットにはもちろんクレジットが記載されてる。そこで気づいたのが、ミュウのところに「山寺宏一」って書いてたこと。ミュウってミュウツーに比べて見た目は可愛い方し甲高い鳴き声だったし女の人が声してるんだろうなって思ってたからめちゃくちゃびっくりしたのを覚えてる。

それが私が一番最初に『声優』という存在に触れた瞬間。

でも本格的に『声優』に興味を持ったのは中学生。きっかけは兄が友人から借りたと持ってきたDVDの中に入っていた魔法少女リリカルなのはシリーズとひぐらしのなく頃にだ。ある程度声優さんを知ってる方々はこの2作品で共通してる人が何人か出てくると思う。

ちなみに私がこれで興味を持ち好きになったのは田村ゆかりさん。演技の幅とか、歌の上手さとかに子どもながら感動した。そんで、父が仕事とかに使うために買ってきたPCを使っていろいろ検索して、ラジオをしていることを知ってラジオを聞いて、そのラジオでのトークも面白いしギャップもあって大好きになった。

これだけならただの田村ゆかりさんのファンで終わったんだけど、ラジオ聞いたりwikiやらなんやら読んだりしたら仲がいい声優さんにたどり着くわけでして。そんでその人を好きになればまたその人と仲がいい人にたどり着いて……の連鎖。声優オタクの完成である。

 

さて、ここからがこの記事の本題だ。前置き長いな、ごめん。

そうやっていろいろと好きになっていく声優さんが増えて検索していくうちに、突如現れる人物がいる。『名前は全然違うけど声がとってもそっくりな人』だ。

これに関してね、まぁなんつうの? 配慮ってあるじゃんか。あるやろ。ナニがとは言わないけど、我々ユーザーというかファンというか外野側にはさ、しないといけない配慮というものがあるんだよ。この記事ではこの人たちを『そっくりさん』と呼ぶよ。そこはちゃんと理解して読んでね。

ニコ動とか、ようつべとかね、気軽にコメントできる動画コンテンツが流行っている昨今ね、いるんですよ。Aって人にとっても声が似ているそっくりさんなBって人がいたらさ、Aさんが出てるアニメの動画に「Bさんじゃないっすかー!」みたいなコメントする奴。

別人だよ。AさんとBさんは別人なの。名前が違うだろうがよ。

お前がそんなコメントを残すことによって、A=Bという図式ができる人ができてしまうんだよ。AさんはBさんのそっくりさんなだけなんだよ。でもみんな知ってるでしょ?wとかいうお前、違うからな。みんな知ってるんだから言っていいやろwって話じゃねぇの。別人なんだからな。お前のその発言のせいでAさんどころかBさんの仕事も減ることがあるし、なんならどちらかないしどちらもが引退されるということもあり得るんだよ。そこらへんは頼むから配慮してくれよ。

といっても、私もここら辺の線引きが曖昧なとこある。だから本当に個人的な愚痴だと思っていいんだけど、やっぱりAさんのツイートとかブログとかにリプとかコメントでそっくりさんの名前を載せてる奴らを見ると、もうなんか、イーッ!!!!ってなるんだよね。そっくりさんはそっくりさんなんだよ。

せめてAさんやBさんが直接見るようなところにはそういうの書きこまないでほしい。スレとかはいいんじゃないの。私はあそこは見ようと思わない限りは見えないとこだと思ってる。でもTwitterとかさ、あと生放送中の番組のコメントは違うんだよ。なによりもAさんないしBさんが直接リアルタイムで見てしまう可能性があるし、関係者のお偉いさんだって見ちゃうでしょ。そういう配慮を世のオタクに求めたい。彼ら彼女らが好きならなおさらだ。好きでもないなら余計なことを言うんじゃねぇ。俺の推しに何しやがるぶん殴るぞ。

あとこれはちょっと本題からずれるんだけど、そっくりさんたちをどこか下に見てるオタク、確実にいるでしょ。ほんとお前らわかってない。そっくりさんたちはすごい人たちなんだよ。君らは彼ら彼女らのそういう演技を聞いたか? そりゃ上手い下手はあると思う。でもめちゃくちゃ上手い人はそういうとこ以外の演技もめちゃくちゃ上手いんだよ。当たり前だけど。上手い人に比べたらうーんって人もいるけど、目も当てられないってほどの人はあんまいなくなってきたし、そういうのを嫌がらずに一生懸命演じている方々なんだぞ。私はそんなそっくりさんたちを心の底から尊敬しているし、応援したいと思っている。だから彼ら彼女らの頑張りを台無しにするようなことをするオタクが本当に許せない。一人がそういう発言したからってすぐにいなくなるわけじゃないけど、そういう発言が多くなれば多くなるほど当人たちだけでなく、その周りの人にも悪い影響を与えちゃうってことだけは心に留めてほしい。