拗らせ声豚の雑記

声豚の文字通りの雑記。アニメやゲームの話もたぶんします。

今更『劉旗の大望』をクリアした

お久しぶりです。

ぶっちゃけこのブログの存在忘れていました気が付いたらGWももう終わる。

コロナの影響で皆さんお家で過ごすだけのつまらないGWだったのではないでしょうか。私は毎年家で過ごしてるので平年通りって感じだったが。

 

さて、GWみたいな長期休暇にうってつけのものってやっぱりエロゲだよね。毎年エロゲしてたらGW終わってる。そんな私が今年やったエロゲはこちら

 

 真・恋姫†夢想-革命- 劉旗の大望

youtu.be

https://www.youtube.com/watch?v=rCCR_IPQbdE

 

もう10年以上続いてるシリーズ。

ざっくりした内容の説明をすると、主人公である北郷一刀が三国志の武将たちがみんな美少女な世界になんかわからんけどタイムスリップというか迷いこんじゃった話。一刀は魏・呉・蜀の三国のどれかに属して彼女たちと戦乱の世を生き抜いていくことになる。

このシリーズそれはもうたくさん出てるんだけども、今回の劉旗の大望は新キャラ盛り込んでシナリオもボリュームアップさせて既存のシナリオも録り直した完全新作!って感じで魏・呉・蜀それぞれの√を一つのソフトとして売り出した中での蜀√のソフトとなる。完全新作ってよりリメイクやろがいって感じだけど。ちなみに魏は『蒼天の覇王』で呉は『孫呉の血脈』というタイトルだ。

とはいえこちらの劉旗の大望、発売したのは2019年7月26日。もうそろそろ発売して1年たつ。なんで私がいままでしてなかったかっていうとま~~~~~~モチベが上がらんかった。

私が初めてこのシリーズに手を出したのは真・恋姫†無双のとき。これも前作よりヒロイン増やしたよ!って感じので1つのソフトに3√入ってたやつなんだけど、私はこの中で呉と魏が好きだった。蜀は嫌いってほどじゃないけどあんまり……といった感想。

理由としては簡単なんだけど、魏も呉もそれぞれの信念のもとに全力で相手を叩き潰して前進する。その道のりは決して楽しいものじゃなくって仲間が死んだり敵にめちゃくちゃ恨まれたりと戦争が絡む作品としては当たり前とはいえわりかしシリアス。でもな~蜀はな~最終的には平和な世界のために戦う!ってなるんだけど全体的に劉備がめちゃくちゃ甘ちゃんな子になっているんだよね。いや劉備の人柄にいろんな人が絆されて最終的に平和な世界!ってなるんだけど魏や呉のみんなの苦悩を見た後だともうほんとイライラするレベルで甘ちゃん。

そんなこんなでインスコ自体はしてたけど手を出してなかったこのゲームを、GWという長い休暇で消化してしまおうと思い立ってしたわけである。

 

そして昨日無事クリアしました。

まぁね、散々モチベ上がんねぇだの劉備が甘ちゃんだの言ってたけど恋姫シリーズのキャラって本当に魅力的なんですよね。キャラ萌えするタイプのオタクの私は劉備の甘ちゃんな思想は無理だけどそれはそれとして劉備の女の子らしいアプローチの仕方とかは好きなので、普通に楽しめました。ちょいちょいイライラしてたし特に呉が好きな私は呉の面子が出ると「呉に帰りたい……」ってなってたし魏の曹操も好きなので魏が悪く言われまくると悲しい気持ちになってたけど。

ここからはネタバレになる……と言っても発売したのがほぼ1年前なうえにほぼほぼ前作のリメイクなのでネタバレもクソもないんだけど、一応ネタバレ気になるって人はここでブラウザバックして普通に本編楽しんでください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以下ネタバレ。

本編は赤壁の後に曹操を完全に追い詰めて討ち負かし、みんなで仲良く三国同盟!となったところで五胡の襲撃を受けてみんなで追い返そう!で一致団結で撃退して無事三国同盟成立しました~!というオチは真・恋姫†無双の頃と変わらなかった。五胡襲来というのが結構雑な感じで無理やりだったからなのか、この五胡襲来に関しての伏線が今回ちりばめられていた。前作の矛盾点を少しでも補強しようということになったのかね。あと孫堅黄祖の生存√でもあってその二人を活躍させる意味もあったのかと。

まぁこんな感じで本編はある程度予想通りの展開だった。呉や魏では死ぬキャラが生きて仲良くしてるのは嬉しいものだけど、それぞれの√で築かれた信頼やらなんやらはないので普通に寂しい気持ちになる。

問題はね、この本編をクリアしたあとに外史としてできるようになる漢女(おとめ)√。この漢女√は魏・呉・蜀全部のソフトに入っててギャグがわりかし前面に押し出されたおまけ√って形のもの。そんでもってそれぞれ繋がっている話なんだけども、こっちにちょっとしたサプライズが仕込まれていた。

そのサプライズってのは、魏√の結末の続きに繋がるというものだった。

魏√、今回の場合は『蒼天の覇王』の結末なんだけども、曹操と共に戦うことになった一刀は無事に仲間を一人も欠けさせることなく曹操を大陸の覇王にすることができて、ただそれは一刀が知っているはずの三国志の歴史改変になる。歴史を大きく変えてしまった一刀は愛する曹操を、魏の仲間を残して跡形もなく消えてなくなる――という終わり方。

この終わり方は真・恋姫†無双の魏√の終わり方そのまんまなんだけど、最初に宣伝されていた「完全新作」にこの終わり方が変わるかもしれないと一縷の望みをかけていたファンは結構いたんじゃないかなぁと思う。そんで結局この終わり方は変わらなかったので散々な評価を受けたのが『蒼天の覇王』なわけで、私も曹操だけが最後に一人で泣くような終わり方のこれは嫌いではないけれどもどうしようもなく悲しく思っていたので、割とがっかりした。それが劉旗の大望をプレイするモチベが下がった理由の一つでもあるくらいに。

そしたらなんとまぁ漢女√の一刀、この消えてなくなった一刀だった。(『外史』といういわゆる複数ある世界線のような概念があるのでそれぞれの√の一刀は同一人物であり別人やでってことになるはずだった)魏での思い出を思い出した一刀(話の流れ的にもしかしたら今回の呉・蜀の一刀の記憶もあったのか?)は一目散に曹操の元に。その過程で魏の仲間たちが一刀の姿を見て驚き喜び……という流れもじんわりと胸に来る。最後の華琳――曹操の「お帰りなさい、一刀」で私はアホみたいに泣いてしまった。

冷静になってくるとわりかし綺麗な終わり方をした魏√のエンディングに泥を塗るような展開とも捉えられるんじゃないかなとも思えてきたけれど、私個人としては好きな女の子の笑顔がやっぱり見たいし、あの外史のあの子が幸せならそれでもいいかもしれないな、ということで落ち着いた。

 

いろいろと思うところはあるけれど、最初に言った通りキャラが魅力的でやっぱり私は恋姫好きなんだなぁ~~!って再認識したGWだった。

長年続くってことは買い支えるファンがいるってことで、買い支えるだけの価値が最低限あるってことなんだよな。ところでこの恋姫のプレミアムパッケージというものが出るらしい。気になった人たちはぜひとも覗いていってくれよな。

http://baseson.nexton-net.jp/koihime-pp/

最初は呉√だ。体験版も配布されているようなので試しにやってみてくれると嬉しい。